1947-11-06 第1回国会 参議院 司法委員会 第39号
將來家事審判所の陣容が非常に充實いたしました曉には、そういうことも尚よく考えてよいのではないかと思いますが、發足當時における家事審判所に六萬件等の確認の事件を背負わすことは負擔が大きくなり過ぎるのではないかといつたような、いろいろな含みから從來通り屆出だけで離婚ができるという制度を踏襲いたしたわけであります。
將來家事審判所の陣容が非常に充實いたしました曉には、そういうことも尚よく考えてよいのではないかと思いますが、發足當時における家事審判所に六萬件等の確認の事件を背負わすことは負擔が大きくなり過ぎるのではないかといつたような、いろいろな含みから從來通り屆出だけで離婚ができるという制度を踏襲いたしたわけであります。
○佐瀬委員 ただいまご説明の中に例として農業資産相續特例といつたようなものが豫定されているというのでありますが、元來家事審判所は、身分法上の事件を取扱い對象とするのが本質だろうと思うのでありますが、さように經濟的な問題をも取入れろということになると、かなり家事審判所の性格というものから離れた觀があるのでありますし、私はやはりそういうものをかような審判制度によつて取扱うという趣旨においては、もちろん贊成